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ラジオ・デイズ

ストーンズ、ジョップリン、ツェッペリン・・・彼らの曲をベルギーに住む真美嬢は、“21世紀のクラシック”というラジオの放送で聴いているという。なるほど。

 

私もニュージーランドに住んでいた頃、オールデイズの曲を一日中流しているラジオ放送をよく聴いていた。その局では、とくに60年代から70年代の曲ばかりを流していた。サイモン&ガーファンクル、ニール・ダイアモンド、ドノバン、ニール・ヤングなどなど。ドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」は定番中の定番だった。

 

西洋というのは、過去を当たり前に日常にとり込むのが得意なようだ。日本は戦争に負けて、未来に向けて成長し、前ばかり見てきた。過去を捨て去りながら走ってきた。そのツケがいま来ている。過去とともに暮らすスベを忘れたのかもしれない。

階段の踊り場で、暗い2階を見上げながら、おろおろしている状態なのだろう。前向きもいいけど、後ろ向きもいいのだ、ということをいま知るべきなのだ。階段を下りると、そこにはこころなごむ茶の間があるのだ。

 

それはともあれ、これらオールデイズの曲は、ちゃんとしたオーディオシステムで聴くよりも、ラジオのチープな音で聴く方がはるかに胸に響く。なぜなのだろう。最初にその曲を聴いたときの音に近いからだろうか。

とくに、プレスリーやストーンズはラジオで聴く方がだんぜんぐっとくる。

 

過去は未来よりも、甘く、せつなく、やるせない。

 
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コメント 2

チャールズ・ブロンソン

TBSパックインミュージックの野沢那智の喋りは良かったですね。でも一番はオールナイトニッポンの糸居五郎。ゴーゴーゴーズオン。文化放送の落合恵子の当時のニックネームはレモンちゃん。私は落合恵子に若干恋してました。はっきり言って消し去りたい過去です。みのもんたがDJしてたカムトゥギャザーという番組にかまやつひろしがゲストで出た時に電話リクエストして2人と喋ったのを思い出しました。そのころは、みのもんたがあんなになっちゃうとは思いもしませんでした。よくトランジスタラジオをイヤホンで聴きながら、そのまま寝てしまったこともよくありましたね。
by チャールズ・ブロンソン (2010-11-17 03:39) 

pescador

中学から高校にかけて、TBSで日曜の深夜に聴いていた「五木寛之の夜」でした。深夜の友は真の友と言いますが、というフレーズで始まる30分。今から思えばその30分でいろいろな影響を受けたと思います。まだやっってるのかな?今、ウイキペディアで調べると、2004年に終了していました。
by pescador (2010-11-17 09:14) 

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